マリッジ・ストーリーを見て

ミモレで、さかいもゆるさんの記事を見てから気になっていた映画「マリッジ・ストーリー」をやっと見た。離婚を描いた映画なので、後味悪いかと思いきや、むしろめちゃ”feel-good movie”。アダム・ドライバースカーレット・ヨハンソンの演技がとにかく良い。離婚をしようとしている夫婦の感情が、リアルに伝わってきた。驚いたのは、アダム・ドライバーが歌がうまいこと。あんな風に情感たっぷりに歌えるのってすごいと思う。歌自体もすごく良かったけど、ちょっと冷めた(現実的な)目線で見ると、ナルシストっぽくはあったかな。百年の恋も冷める、と言うことがあるけれど、これだと、千年の恋も酔いも冷めるかも。ふと「百年の恋も冷める瞬間」をググってみたら、1位は彼が自己中心すぎるときで、2位は浮気とかしていて愛を感じないときだった。これって、アダム・ドライバー扮する夫は全部当てはまってるじゃん。若者向けサイトのランキング1、2位になるくらい典型的なNGケースなのに、自分の結婚生活となると客観的に見れなくなるものなのだろうか。うーん、怖い。人の振り見て、ではないけれど、自分も相方を傷つけないよう、今一度、自分自身を客観視しなければと思ったのであった。