スタイルを真似る

英語で文章を書く時、自分の中に定着した語彙を中心として、そこに見たことがあるだけの馴染みのない表現も取り込んでいく。映画をベースとしたエッセイを書いているので、情報源としては、

映画自体の台詞

Rotten tomatoesやIMDbの他人の文章

Bizmates Discovery

が中心となる。スマホの利用時間を減らしたいはずが、こういった情報源を通勤中に読み漁ってしまう悪循環に陥っているのが最近の悩み。。。

最近、Joan Didionというアメリカの女性作家が気になっている。映画「レディーバード」の冒頭で、ブラックスクリーンに白字で彼女の言葉が映し出される。

 

"Anybody who talks about California hedonism has never spent a Christmas in Sacramento."

"カリフォルニア州の快楽主義を語る人はサクラメントのクリスマスを知らない。"

 

不思議と、言葉自体に吸い寄せられるような感覚があった。こんな風に英語を使ったことがない、という素朴な感動というのか。そして今、94分の映画を凝縮しているかのようなこの一文を、自分なりに使い倒したいと思っている。つまり、文体だけを真似て、中身は自分の考えに入れ替える、という「スタイルを真似る」という試みである。

真似るのは全然悪いことではなくて、むしろ自分の文章を洗練させていく上では大事な活動だと思っている。

 

 

「ファースト・マン」の劇場公開に合わせて

デイミアン・チャゼルの最新作「ファースト・マン」の劇場公開を待つ間、過去の作品を見ていた。La La Landは既に見ていたので、Whiplash(邦題:セッション)を。

 

暴力的な教師と才能溢れる若きジャズ・ドラマーのぶつかり合いを描いた本作。極限まで生徒を追い詰めることで、最高の演奏家や音楽が生まれる、だから、肉体や言葉の暴力も追い詰めるためには必然なのだ、と言う理論は常軌を逸している。でも、演技とストーリー展開が見事で、最初から最後まで目を離すことができなかった。道徳的な是非はともかく、衝撃的な映画だった。

確かに、Good Job!Like!といった共感や称賛だけでは夢は成し遂げられない。その道で名を馳せようと思ったら、まず何者でもない自分を認識し、恥じるところから始まる。自分が何者でもないことを認識させてくれる存在として、プレッシャーを与えてくれる先生や憧れる先人の存在は必要だと思う。

映画では、モダン・ジャズの創生に、その演奏スタイルが大きく影響を与えたと言われているチャーリー・パーカーが偉大なる存在として引き合いに出される。英語として新鮮だったのは、

チャーリー・パーカーがどのようにしてチャーリー・パーカーになったのか?

I told you the story about How Charlie Parker became Charlie Parker.

Good JobLikeで済ませていたら)未来のルイ・アームストロングチャーリー・パーカーの誕生をこの世界から奪ってしまうことになる。

We’re depriving the world of the next Louis Armstrong, the next Charlie Parker.

といった表現。日本語でも普通にこういう言い方はするけど、英語でもされるんだね、という気づき。いつか真似してみたい。

タイトルは、原題の”Whiplash”(鞭打ち)の方がしっくりくる。教師の鞭打ち、血が滲む程のドラミングの練習、繰り返し演奏されるジャズのスタンダードナンバーのタイトルでもあり、全てが包含できていると感じる。邦題のの”Session”(演奏や授業など)では生ぬるい感じがする。

 

さ、レイトショーがあれば、今週あたり「ファースト・マン」行こうか。

 

映画批評のblogを始める

英語で映画批評のblogを初めて早4ヶ月。2019年は月1本書くことを目標にしている。来月は資格試験の勉強もあるからちょっと滞るかもしれない。でも、基本的には例外を作らないよう継続するつもり。

書き始めて、これまでオンライン英会話で喋りっぱなし、聞きっぱなしだった言葉たちが自分のものとして定着してくる感覚がある。そして、とにかくやること自体が楽しい。素晴らしいと映画を褒めるにも、Amazing, Fantastic, Terrific, Great...どれを使うべきなのだろうか?と考える。そして一般の人の批評をIMDbで読んだり、プロの批評をRotten Tomatoesで読んで、見よう見まねで使ってみる。BizmatesのAssist lessonで確認する。Greatは普通すぎる、とか、この映画にはAmazingは相応しくない、とか意見をもらう。やっぱり日本語と同じで微妙なニュアンスの違いや相応しい言葉があるのか、とちょっと感動する。一体私は何をやってるのかしら?とふと呆れつつ、でも、そういったプロセスがすベて楽しい。

何のために英語をやるのか?自分の心に立ち返ってみると、やっぱり仕事で成功したいとか、海外で働きたいとか、そういったことが動機ではない。国外の人と繋がって、自分の考えを理解してもらったり、相手のことも理解したい。そんな素朴というか、人間本来の欲求に近い気がしている。

IMDb紆余曲折

映画のレビューをIMDbに投稿した後、誰が見ているかわからないという不安感を感じてしまい(ただの自意識過剰かもしれないのだけど)、いずれにしても気もそぞろで、他のことに集中できない有り様だったので、一旦投稿を削除することにした。

何よりもまず、自分の意見を英語という言語でコントロールすることができないことがその理由。オブラートに包む、正しく表現する、そういったことがもう少したやすくできるようになってからでもいいのではないか。

他国のレビューサイトの雰囲気も掴み切れておらず、その国の文化への理解も曖昧な状態で、隙だらけの文章を投稿するのはちょっと危ないと思う。

というわけで、方向転換して、ごく私的な場所として英語用にブログを作成することにした。

 

IMDbに初投稿

ついに、IMDbに映画のレビューを投稿した。週末にちょこちょこ書いたものをBizmatesのAssist lessonで推敲し、3週間ほどで完成。いつか投稿できたらいいな、くらいに思っていたのが、あっさりできてしまった。むしろ、こんな簡単なことに何そんなに気負っていたのか。来年1年は月1本ペースで続けてみる予定。

今回レビューを書くに当たって、自分の考えを深く掘り下げつつ、論理的に文章をまとめることにこだわった。出来上がりはわりと気に入っているけれど、IMDbへの投稿が相応しかったか?といえば、そうでもなかったかもしれない。

他人のレビューを見ていて思ったのは、読みやすくて軽い感想が多いということ。日本語でも「面白かったー」とか「事前情報なしで見るべき」みたいなのが一般的だし、英語でも同じなのかもしれない。そもそも、わたしの場合、映画を見ようかどうか迷っている時は軽い感想をぱぁーっと流し見することの方が多いし、ネタバレありの深い感想などは求めていない。

今回わたしが書いたものは軽い感想ではなかったので、今後もネットに公開していくならば、別の場(個人的なブログなど)に集積した方がいいのかもしれない。推敲をしてくれたトレーナーにも、TumblrWordpressをおすすめされている。

でも、なにか新しいことを始めるならば、増えつつあるSNSアカウントのいくつかは畳んでからにしなければ。mixiInstagramか、どちらか(あるいは両方)はアカウントを閉鎖しようと思う。

映画のレビューを英語で

いつか映画のレビューを英語で書いて、IMDbに投稿したいと思ってはじめたこのブログ。実はそんな難しい夢じゃないのでは?と思いはじめた。特にIMDbは一般人でも自由に投稿できる開かれた場だし、Rotten Tomatoesに載るのとは訳が違うのだから。

Bizmatesのトレーナーに見てあげるから英語で書いてみたらと言われ、さっそく書き始めてみた。IMDbAmazonの他者の投稿を参考にしつつ、でも丸ごとコピーにならないう気をつけつつ。1週間くらいかけて仕事の合間に書いてみたら、インスタにアップするには長すぎかも、くらいのものが書けた。

いま、見てくれるというトレーナーにチェックしてもらっているけれど、文章が相当「綺麗になるな」という感じがする。例えば、感動した、感化されたということを表すのに、ispired,  captured, impressed, moved...などある中で、どれを使えばいいの?という状態なのだけど、この場合はispiredは使わない、とか、ここは本当にsurpriseという気持ちなの?shockじゃないのか?とか、様々なフィードバックをもらえる。

このオリジナルの授業もなかなか楽しいと思う。

彼以外に同じことができるのかな?という疑問もあるけれど、他のトレーナーも好きなんじゃないかな、というので、他の人とも試してみようかな、と思っている。とりあえずは会話の中でおすすめされた映画を見てみて、そのおすすめした人に感想を見てもらうというスタイルでいくつもり。

ちなみに、レビューを書くのは、IPhoneのメモを愛用している。この基本搭載のアプリ、機能は超シンプルだけど、すべてのアプリの中で一番使ってるかも。Gmail連携機能が一方通行(PCでGmailを見たときに、参照やコピーしかできない)なのが残念だけど。双方向編集ができたら、なお素晴らしいんだけどな。

そんな訳で年内に投稿を目指そう。

 

クリストファー・ノーランに惚れる

インセプションみて、クリストファー・ノーラン監督に惚れてしまいそうになる。
夢に入り込み、夢の中からまた夢に入り込む…そして、深い夢の中で、ひとから考えを盗んだり、新たな考えを植え付けたりする泥棒たちが暗躍する。こういう世界観を思いつき、映像化できるなんてすごいな。
私たちは、心の奥にある自我を守るため、日々、意識の表層で外界と闘っているのかも。だから、闘いに負けるということもある。でも、モル(マリオン・コティヤール)のように、自らを絶望で埋め尽くされないように、わたしはわたし、という強い意志を持ちたい、と切に思った
マリオン・コティヤールキリアン・マーフィー。インセプトされた二人に共感できたし、とてもセクシーだった。この二人を見れてよかったと思う。
そして、日本人なら、東京や新幹線の風景、渡辺謙のキャスティングという点でも、楽しむことができると思う。

最後にモルの言葉を。
The smallest idea such as your world is not real. Simple little thoght that changes everything.