令和版東京ラブストーリー!

伝説の月9ドラマ「東京ラブストーリー」が現代版にリメイクされて、ネットで配信されている。正直、自分としては好きすぎるドラマだったので、リメイクが気になっていた。TVの時間枠に生活を合わせてまで見ようとは思ってなかったので、ネット配信で気軽に見れたのが良かったな。4人の独身の男女が織りなす恋物語である。大筋のストーリーは変わらないし、4人の性格も踏襲されているけれど、時代と役者が変わると、ここまで雰囲気が変わるんだ。もはや別作品として楽しめた。令和の時代に見るなら、リメイクの方が違和感なくて好きかも。
リメイクを見ていて、子どもの頃の憧れってすごいなと思った。オリジナルを見ていた当時、赤名リカに憧れていて、リカみたいに恋愛したり、東京で暮したいと思っていた。そして、気づいたら実現している。平凡なのはわかっているけど、東京に住み、結婚もして、仕事もして、友達と夜ごはんも普通にするし。忘れてたけど、できてる。リメイクでは、リカに憧れるというよりは、4人それぞれが懸命に生きる姿に心を打たれた。スマホを見てる人だらけで、人と人とのリアルな感情のぶつかりあいが薄れつつあるように感じる昨今。この東京のどこかに、この4人のように、令和の時代を懸命に生きている人がいるのかもしれない。そのことが、消えゆく灯火に火をくべてくれているように思えて、ただ嬉しかったのだ。