映画「裏切りのサーカス」をみた。冷戦の最中の諜報活動、その中でも二重スパイの存在を暴くことに焦点を当てている。犯人探しを楽しむというよりは、歴史上、英国人でありながら、ロシアに協力をし続けた人たちが実在したという事実を伝えたかったのかなと…
伝説の月9ドラマ「東京ラブストーリー」が現代版にリメイクされて、ネットで配信されている。正直、自分としては好きすぎるドラマだったので、リメイクが気になっていた。TVの時間枠に生活を合わせてまで見ようとは思ってなかったので、ネット配信で気軽に見…
マリリン・モンローが出ている古い映画「紳士は金髪がお好き」を見た。これすごく好き。モンローがとっても素敵だった。映画を見るまで、彼女のことは、女としての魅力を最大限に利用して、あっけからんと生きた人だと勝手に思っていた。今は思うのは、女と…
先日、村上春樹の「蛍」を読んだ。読んでいる途中、ノルウェイの森のもとになった話だと気がついた。ノルウェイの森は20年近く前に読んだけれど、この短編のほうがずっと好きだったな。ノルウェイの森を読んだ後、深い闇、あるいは喪失感のようなものが心の…
お正月に、デイミアン・チャゼル監督の「ファースト・マン」を見た。このブログを見返すとレイトショーで見ようとしていたのが、昨年3月のこと。月日の流れが本当に早くて、アマゾンプライムでもう無料になっていた。 映画は、人類で初めて月に降り立った宇…
21世紀ADACHI芸術文化共同制作プロジェクトとして行われているクラシックコンサートに行ってきた。今回、プロの声楽家と管弦楽団とともに、能動的に音楽に関わっている合唱団(区民公募)の方々を見て、私はとても刺激をもらったように思う。プロの演奏を聴…
セイジ・オザワ 松本フェスティバル2019に行ってきた。 サイトウ・キネン・オーケストラの存在を知ったのは、村上春樹の(おそらく何か音楽関係の)エッセイだったと思う。読後、しばらくその存在を忘れてしまっていたが、数年前の冬、松本への旅をきっかけ…
7月に、映画のレビューを英語で書くようおすすめしてくれた講師が突然何の一言もなくいなくなってしまい、8月は母なし子の心境になっていた。なんでそう思うかと言うと、2年近く週1ペースで授業を受けていたから。 彼がなぜ無言で去ってしまったのか知る由…
プロヴァンスの贈り物(原題: A Good Year)をみた。原題は、ワイン作りでの「当たり年」の意味であるらしい。ラブストーリーだけど、女性向けのラブコメではなく、男性も楽しめる内容なのではないかと思った。ラッセル・クロウ扮する主人公の男が、都会での…
Whiplashの感想に対して、批判のコメントがきている。青少年虐待の映画であることを認めろと言ってきているようなのだが、英語だからニュアンスがよくわからない。言葉の使い方からして、怒っているっぽい。You NEED to acknowlegde...とか、大文字使いなの…
先日やっと「翔んで埼玉」を観てきた。正直、内輪ネタのような寒い系の映画なのかと思っていたのだけど、ところどころ笑えたし、良く創作されているなぁと感動すら覚えた。金曜のレイトショーでお酒も飲んでたけど、23:45まで寝ずに楽しめた。 関東圏に巣食…
英語で文章を書く時、自分の中に定着した語彙を中心として、そこに見たことがあるだけの馴染みのない表現も取り込んでいく。映画をベースとしたエッセイを書いているので、情報源としては、 映画自体の台詞 Rotten tomatoesやIMDbの他人の文章 Bizmates Disc…
デイミアン・チャゼルの最新作「ファースト・マン」の劇場公開を待つ間、過去の作品を見ていた。La La Landは既に見ていたので、Whiplash(邦題:セッション)を。 暴力的な教師と才能溢れる若きジャズ・ドラマーのぶつかり合いを描いた本作。極限まで生徒を…
英語で映画批評のblogを初めて早4ヶ月。2019年は月1本書くことを目標にしている。来月は資格試験の勉強もあるからちょっと滞るかもしれない。でも、基本的には例外を作らないよう継続するつもり。 書き始めて、これまでオンライン英会話で喋りっぱなし、聞き…
映画のレビューをIMDbに投稿した後、誰が見ているかわからないという不安感を感じてしまい(ただの自意識過剰かもしれないのだけど)、いずれにしても気もそぞろで、他のことに集中できない有り様だったので、一旦投稿を削除することにした。 何よりもまず、…
ついに、IMDbに映画のレビューを投稿した。週末にちょこちょこ書いたものをBizmatesのAssist lessonで推敲し、3週間ほどで完成。いつか投稿できたらいいな、くらいに思っていたのが、あっさりできてしまった。むしろ、こんな簡単なことに何そんなに気負って…
いつか映画のレビューを英語で書いて、IMDbに投稿したいと思ってはじめたこのブログ。実はそんな難しい夢じゃないのでは?と思いはじめた。特にIMDbは一般人でも自由に投稿できる開かれた場だし、Rotten Tomatoesに載るのとは訳が違うのだから。 Bizmatesの…
インセプションをみて、クリストファー・ノーラン監督に惚れてしまいそうになる。 夢に入り込み、夢の中からまた夢に入り込む…そして、深い夢の中で、ひとから考えを盗んだり、新たな考えを植え付けたりする泥棒たちが暗躍する。こういう世界観を思いつき、…
「シャッターアイランド」をみた。悲しくて暗いけど、示唆に富む内容だった。ひとは、肉体的もしくは精神的に大きな衝撃をうけた場合、想像以上に、心に大きな傷を負うのかもしれない。大地震がおきて、津波に飲み込まれる故郷を見てしまったら?非人道的な…
引き続き「そんな彼なら捨てちゃえば?」について。原題 'He's Just Not That Into You' は、簡単な単語ばかりだけど、わりと便利な表現だということを、Bizmatesで知った。 ひとつ目が 'into'ある講師とのレッスンで、'Are you into healthy living?' と質…
映画「そんな彼なら捨てちゃえば?」のなかで、4つの分類 'Smart, Sexy, Funny, and Cute.'からふたつを選ぶとしたら、ひとはどれになるか、という会話をみていて思ったこと。わたしはどれ?とスカーレット・ヨハンソン演じるアンナが自分に気がある男にき…
映画をみていて、オンライン英会話で知った言葉が出てくると、ちょっと嬉しい。ズートピアでは、きつねのニックがひつじのふわふわの頭をさわって、'So fluffy! '(超モフモフ!)と大喜びするところ。この言葉いつ知ったんだっけ、とBizmatesのレッスン履歴…
日経夕刊の書評に、デニス・ルヘインの「あなたを愛してから」が出ていた。タイトルに惹かれて著者についてウィキペディっていたら、前から見ようと思っていた映画「Mystic River」の原作者だった。 さっそく見終わって、しばらく呆然とする。すごいものを見…
Bizmatesの学習プログラムのひとつ、Bizmates Discoveryで「Temporary friend」という題のエッセイを選んでみた。 飛行機で偶然隣り合わせたひとに、“Are you here on business or for pleasure?”と話しかけられ、おっかなびっくり応対しているうちに、その…
少し前のことだけど、アンドプレミアムの2018年5月号で、「フランシス・ハ」の主人公フランシスが、「ワーク・イン・プログレスな女性」として紹介されていた。つまり、自分の目指すものを手に入れようと努力しつづけている女性、ということらしい。主人公を…
「ノーカントリー」からのコーエン兄弟つながりで、「ファーゴ」を鑑賞。女警官が最後に漏らす一言、'I just don't understand it.'(理解できないわ) に思いが集約されている感じ。ノーカントリーと根底にある思想が近い気がする。ただ、強烈にそれが伝わ…
2018.7.26の日本経済新聞の「こころの玉手箱」で、いすゞ自動車の細井行会長が好きな映画のひとつとして紹介していた「No country for old men」を鑑賞。アメリカとメキシコの国境地域で繰り広げられる麻薬と金を巡る殺戮劇で、普段は見ないジャンルではあっ…